さむい

イギリスに降り立った。寒いです。

 

思い返せば出発当日、私は品川で干からびそうになっていた。バカデカスーツケースを3個抱え、髪の毛が全部濡れるくらい汗をかき、空港特急の中で母親に背中の汗を拭いてもらった(赤子なので)。

 

予定していた直行便が欠航になり(前回渡英時も同じようなことが起こったので特に驚かなかった)、香港で70分しか乗り継ぎ時間がないという鬼スケジュールが確定していた。ちなみに、直行便だと日本からイギリスまで14時間30分*1かかる。しかし、今回のフライトは香港まで4時間30分、香港からイギリスまで14時間30分だ。お分かりだろうか。某航空会社の無断キャンセルにより、私は人生の4時間30分を特に意味もなく空で過ごすことになったのだ。

さて、日〇航空の素晴らしい対応によりなんだかんだ乗り継ぎは成功し、こうして27歳の赤子はリアル赤子たちに囲まれ賑やかなフライトで無事ロンドンまでたどり着いた。迎えに来てくれた運転手に「ロンドンは寒いっしょ?東京は38℃やで(ドヤ)」とマウントをとったら、「いや、今日はロンドンも全然寒くないけど?」と喧嘩を買われた。赤子と言っても大人なので、私はそれ以上言い返さずおとなしく彼の後に続いた。

 

到着ロビーから外に出た。…バカ寒い。おい、嘘つくなよ。18時間前まで激アセをかいていたのと同じ星にいるなんて信じられない。なのに周りを見渡すとみんな半袖なの、まじで何故。ようこそ季節感ゼロの王国へ!手荷物にノースリーブばかり詰め込んできた私だって、その気になればそういう格好をしちゃってもいいのだ!自分の身体から熱を生成できるよう、筋トレに励むと心に決めた。

 

あと、夏のヨーロッパは死ぬほど日が長い。夜22時前まで明るいこともしばしば。感覚が狂い、日が暮れる21時くらいに時計を見て焦って晩御飯を食べることが増えた。お気づきのとおり冬には逆の現象が起きるので、今のうちに太陽をたくさん浴びるほかないのだ。ビタミンD摂取のため、公園でぼんやり過ごす夏になりそう。夏と呼んでいいのかわからないほどうすら寒いけど。

晴れの日も、ある

今はロンドンからイングランド北部のとある地方に移動してきている。(水の質が違う!)

とにかく、日光が足りてるうちにイギリス生活のことをちょっとずつ書いていければいいなと思っています。アディオス。

*1:ロシア上空を通ることができれば12時間くらい